2019.1.14 高校サッカー選手権決勝 流経柏-青森山田

高校サッカー選手権の決勝戦を観てきました。昨年は準決勝の2試合を観ましたが、今年は決勝戦。決勝戦はやはり独特の雰囲気で、特別なものだと感じました。観客の入りも全然違います。今日は1階はほぼ満席。2階もかなり埋まっていました。

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私の席はバックスタンドのS指定席。1階中央横通路の少し上でセンターライン付近の、とても良い席でした。2600円は高くないです。しかしバックスタンドはホームスタンドよりも安いんだけど、デーゲームだと晴れの日は日差しを斜め前方から浴びる事になります。暖かくていいんだけど、眩しくてちょっとピッチは見難いですね。

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さて、決勝のカードは青森山田と流経柏です。流経柏は昨年に続いて2年連続の決勝進出。毎年3年生が卒業して行く高校のチームが、連続して勝ち上がってくるのは、大変な事だと思います。素晴らしい事ですね。初戦となる2回戦徳島市立戦をフクアリで観戦して以来、3回戦、準々決勝、準決勝とテレビ観戦しましたが、よくぞここまで勝ち上がってくれました。

 

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ちなみに2018プレミアリーグの順位で言うと、青森山田が2位。流経柏は4位です。ホーム&アウェーの戦績は青森山田の1勝1分けです。青森山田の実力が成績ではやや勝る結果ですが、1発勝負の決勝戦が果たして

どうなるのか、とても楽しみです。

いずれにしても、選手権の決勝にプレミアの上位チームが上がってきたのは良かったです。1位はアントラーズユース、3位はエスパルスユースですから、東日本の高校実力ナンバー1とナンバー2の激突という事になります。

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キックオフ!

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試合の展開は、やや押し気味だった流経柏が30分過ぎにCKから関川君のヘッドで先制します。当然厳しくマークされているんだけど、それでも高い打点で決めてくるところは流石ですね。迫力のゴールでした。しかし青森山田の攻撃も素晴らしい。パスとドリブルで粘り強い攻撃を仕掛けてくる。そんな山田が前半40分頃に右サイドの突破から同点に追いつきます。オフサイドぎりぎりで右サイドを突破される。そのままペナルティーエリアに侵入したところで、左サイド駆け上がっていたエースの檀崎にラストパスを通されて失点。鮮やかな速攻でした。

 

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1-1の同点になった後半は、山田のペース。鉄壁の守備陣を誇る流経が、山田のドリブル突破を度々許すようになってくる。特に右サイドを駆け上がるバスケスバイロンを殆ど止められない。バスケス1人に2人行くが、それでも止められない。そんなバスケスがディフェンス2枚を抜き去って中央に折り返すと、またしても檀崎が決めて2-1とリードする。

1点を追う流経柏は必死で攻め込むが、攻撃が単発的で何度かチャンスはあるものの、決定的なシュートには持ち込めない。

 


今年の流経柏は守備のチームだと思います。高い位置からプレスをかけて、相手に仕事をさせない守備で勝ち上がってきたチームだと思います。しかし今日はその武器であるプレスがうまく機能しないようです。それを上回る技術で青森山田は流経のプレスを剥がしているのでしょうか。

そんな前がかりな流経柏が残り3分、裏を取られて致命的な失点を喰らう。これで勝負ありでした。


青森山田の攻撃力は素晴らしかったです。上手いなあと思うシーンが何度もあって、流れるようなパスとドリブルを交えた攻撃は美しかったです。千葉県民としては流経柏に勝って欲しかったけれど、今日のゲームを見る限り、ちょっと足らなかったかなと思いました。後半は明らかに試合を支配していたのは青森山田でした。10番の檀崎も11番のバスケスも飛び抜けて上手かったです。流経の選手たちも、関川君だけじゃなくてみんな本当にレベルが高いけれど、それでも届かなかった青森山田の壁ですね。


しかし、山田と流経はまた今年もプレミアリーグで戦います。これで終わりでは無いんですね。ことし5位だった柏レイソルユース、そして惜しくも県予選決勝で敗れた市船は6位でした。さらに、準決勝で山田と3-3と激闘を演じた福島の尚志も昨年入れ替え戦を勝ち抜いて今年からプレミアリーグに参入してきます。

u18世代の戦いは今年も楽しみです。


鹿島内定の関川、札幌内定の檀崎、はJの舞台で是非また観たいものです。


流経柏の優勝を見る事が出来なかったことは残念だけど、レベルの高い決勝戦が観れて満足です。


ところで、青森山田の11番、バスケスバイロンて何者?

と思って調べてみたら、彼はチリ国籍で日本育ち。埼玉出身なので中学時代は地元のクラブでサッカーをしていて、高校は青森山田を選んだそうです。現在3年生で、卒業後いわきFCに入団するそうです。チリ国籍のバスケスはJに入るには外国人枠となり、今の実績では入団が難しようです。飛び抜けたドリブルの技術を持った選手なので、これからが注目ですね。いずれはチリの代表になりたいと言う夢に向かって頑張る事でしょう。楽しみです。帰化して日本代表もあるかもしれませんね。

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5万人を超えました!
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